AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)の革財布

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)の革財布

アヤメアンティーコは、イタリアのアンティーク製法でつくられた自然で上質なバケッタレザーを使用した皮革製品を製造しているブランドです。

伝統のバケッタレザーのレシピで作られている『ミネルバボックス』や『ミネルバリスシオ』と、伝統的なバケッタレザーにウォッシュ加工を施した個性的なオイルドレザー『アルトアッシュガート』を扱っています。

縫製は日本で60年以上革製品だけを作り続けている工房で、熟練職人が丁寧にひとつずつ行い、イタリアと日本の良いところを合わせた上質な商品を提供しています。

アヤメアンティーコ公式サイトはコチラ

使われているのはイタリアの「バケッタレザー」

イタリアの「バケッタレザー」、別名「ベジタブルタンニンレザー」とも呼ばれる植物の渋成分でなめされた植物なめし革が使われています。

10世紀以上の歴史を持つ、イタリア伝統の「バケッタレザー」は、革本来の持ち味を生かされており、エイジングの美しさを楽しむことができます。

イタリアのタンナー、バダラッシ・カルロ社とロ・スティバーレ社、2社の厳選皮革が使われています。

バダラッシ・カルロ社の革

他の多くのタンナーが魚や植物などの液体オイルを使っているのに対して、バダラッシ・カルロ社は、乳白色で少し柔らかく香りが少ない牛脚の固形オイルを使っています。

植物タンニンを入れて防腐処理を施し、この牛脚の固形オイルをじっくりと時間をかけて加脂することで、オイルが抜けにくく手触りのしっとりした自然な風合いのバケッタレザーが作られています。

ミネルバボックス

ミネルバボックスは、世界的にも有名で愛好家が多いです。

革が持つ本来のシボと呼ばれる独特な皺があり、素朴で風合い豊かな、かつ一点一点異なる表情をつくり出しています。

オイルをたっぷり含んだ革なので、乾燥しにくく時間が経ってもひび割れを起こしづらく、深い飴色に変化し、革のコシを保ったまま少しずつ柔らかくなっていきます。

ミネルバボックスを使ったラウンドファスナー長財布『イントルノ ポルタフォーリオ』の質感はこんな感じです。

イントルノ ポルタフォーリオ

ミネルバリスシオ

ミネルバリスシオは、イタリア語でLiscio(滑らか)の意味を持つ革です。

ミネルバボックスが自然なシボのある革であるのに対し、ミネルバリスシオは、表面が滑らかな革です。

牛革の中で一番強度の高いショルダー(肩の部分)にオイルをたっぷり含ませることで、しなやかでコシがある革になっています。革本来の素朴さを残しながら非常に鮮やかな色合いがあり、かつ良い意味で色のまだら感があります。

ミネルバリスシオを使ったラウンドファスナー長財布『ポルタフォーリオ グランデ』の質感はこんな感じです。

ポルタフォーリオ グランデ

ロ・スティバーレ社の革

植物タンニンのみを用いて自然な革をなめしているこの工場は、長年培われた技術と近代的な設備により、非常に高品質なバケッタレザーを生み出しています。

伝統製法を重んじながらも、より素晴らしい革を求めて日々研究を重ねています。

アルトアッシュガート

アルトアッシュガートは、伝統的なバケッタレザーを作る基本工程にウォッシュ加工を加えて作られた個性的なオイルドレザーです。

トスカーナ地方で鞣されたタンニン100%の渋革。染料のみで染色し、革の芯に色が通るまで長期間染め上げることで、表面の色が剥げてしまうことがなく、経年の傷でさえもエイジングと共に味に変える優秀な革となります。

使い始めから美しいビンテージ感を持たせるため、特殊なウォッシュ(洗い)加工をしています。革の内側にオイルをたっぷり残しながら、革表面だけアッシュガートに(乾いたように)見せる非常に個性的なオイルドレザーです。

アルトアッシュガートを使ったラウンドファスナー長財布『ポンティチェッロ』の質感はこんな感じです。

ポンティチェッロ

トラモント

トラモントは、アヤメアンティーコのオリジナルレザーで、イタリア語で「夕暮れ時」という意味で、夜の時間を楽しむ大人のための、ワンランク上のレザーの位置付けです。

植物の渋成分(タンニン)のみで鞣し、革の中から染料によって時間をかけて染め上げ、オイルを丁寧にしみ込ませ、優しいシボ出し加工を行っています。手にした時一瞬で上質さが伝わるよう、落ち着いた暖色系の色合い、しっとりとして手に吸い付くような手触りを実現しています。

トラモントを使ったファスナータイプ小銭入れ『エッレ・コルト』の質感はこんな感じです。



エッレ・コルト

ラ・ペルラ・アッズーラ社の革

トスカーナ州サンタクローチェ・スッラルノにあるタンナー、ラ・ペルラ・アッズーラ社は、アンティークなベジタブルタンニン鞣しのバケッタレザーを主に扱い、伝統を重んじながらも新しい技術を取り入れ、革新的な革を作り上げることにも重点を置いています。

エクストラ・プルアップ

プルアップというのは、オイルがたっぷりと含まれているオイルドレザーに起こる現象で、革を引っ張ることで内部の染料がオイルとともに移動し、下地の色が現れこととをいいます。さらに鞣しの工程でロウワックスを足すことで、下地の色が出た部分が固定され、指でこするなどの熱を加えられるまではそのままの色合いを保つのが、エクストラ・プルアップです。この革の特徴として、エイジングが非常に美しいことや、保湿成分に富んでいるため、日々のケアを特に必要としないこと、また、プルアップ効果を利用し、小傷をすぐに隠せてしまうという利点があります。

エクストラ・プルアップを使った三つ折りミドル財布『トリピエガート』の質感はこんな感じです。



トリピエガート

日本の熟練職人による仕立て

日本の熟練職人が製品に仕立てています。

世界が憧れる日本の工房から、真面目で仕事に一途な熟練職人の手で最高品質の製品が生み出されています。

コパの仕上げ

コバは製品の見た目に直接関わり、どれだけ美しくコバを仕上げられるかによって商品価値も変わります。

繊細さが求められるコバの下処理では、熟練職人が長年の経験で少しずつコバを微調整していきます。地道で繊細な作業ですが、こうした細部のこだわりの積み重ねが、製品になったときの質感と存在感につながっています。

ミシンによる縫製

職人の腕の見せどころ、また華となる部分がミシンがけです。

重ねた革のキワを正確にまっすぐ縫いこむのは難しく、失敗が許されない作業ですが、熟練職人の手にかかるといとも簡単に縫製しているように見えます。

金具を内作

引き手を始めとして、マネークリップのバネやキーケースのリングなど、製品に付随する金具もAYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)の日本の工房で作成しています。

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)の革製品

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)は、財布を扱っています。以下のページで紹介していますので、ご参考にどうぞ。

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)の財布

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)のまとめ

AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)は、インターネットの通販のみで実店舗を持ちません。
ですので、実際の見た目や手触りを確認することができないのが購入する上では一番のハードルかと思います。

しかしながら、イタリアの有名タンナーの厳選皮革を使用していますし、インターネットのHPでは、財布のポケット数などのスペックも写真入りで詳細に記載がありますので、比較的安心して購入できるかと思います。

使用している革やしっかりした製法の割にはリーズナブルな価格設定になっていますので、まずは小銭入れなどで試してみるのもアリかと思います。


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